DIET MEMBER COST CALCULATOR 2026 — BASED ON PUBLIC LAW & DATA
国会議員1人に
年いくら税金が使われているか
歳費・調研費・立法事務費・秘書給与・議員宿舎・JRパス…全て「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」で定められた公開データです。
出典:国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律 / 参衆両院の公開資料 / 報道機関の検証記事
国会議員1人あたりの推定年間公費総額
約7,600万円/年
衆参合計713名 × 7,600万円 = 年間約541億円の公費
※歳費・調研費・立法事務費・公設秘書給与・議員宿舎補助・JRパス・航空券等を合計した推計値
【詳細内訳】議員1人あたりの年間公費(法定データ)
歳費(給与)
歳費法第1条。全議員に適用。
公開済み
月129.4万円
年約2,150万円
調研費(旧:文書通信交通滞在費)
月100万円・非課税。2025年8月から1万円超は領収書義務化(ようやく)。
2025年8月〜領収書義務化
月100万円
年1,200万円
立法事務費
会派に1人あたり月65万円。使途公開義務なし。「第二の文通費」と批判。
使途不透明
月65万円
年780万円
公設秘書給与(3名まで)
第一・第二・政策担当秘書。国が全額負担。
公開済み
—
年約1,500万円
議員宿舎(補助額)
赤坂議員宿舎(3LDK)を月9.8万円で提供。時価の数分の一と批判あり。
格安提供
月9.8万円(負担)
年補助額:約120万円推計
JR全線特殊乗車券
JR全線グリーン車乗り放題パス。使途報告義務なし。
使途不明
—
年推計60万円相当
航空券引換証
東京〜地元の往復航空券。月3〜4往復分。使途報告義務なし。
使途不明
月3〜4往復分
年推計120万円相当
合計(推計)
歳費+調研費+立法事務費+秘書+宿舎+交通
年約7,930万円
議員数別・市民負担換算
衆参合計713名の公費総額
約566億円
年間・推計
有権者1人あたり年間負担
約540円
有権者1億500万人で割ると
議員1人の「1日あたりコスト」
約21.7万円
365日換算の公費コスト
日本の議員歳費(年収相当)
約2,150万円
日本人の平均年収458万円の約4.7倍
調研費(非課税・月100万円)
年1,200万円
日本人の平均年収の約2.6倍が「非課税」で支給
世界の議員歳費比較(年換算・円)
🇯🇵日本(調研費含む)
歳費2,150万+調研費1,200万
3,350万円
🇺🇸アメリカ(連邦議会)
$174,000(約2,500万円)
約2,500万円
※日本は「調研費(月100万円・非課税)」を歳費に加算した実質ベース。他国は歳費のみ(経費は別途・領収書必要)。
公開データで見る「不透明さ」の構造
① 調研費(旧:文書通信交通滞在費)の問題
月100万円・非課税で支給される「調研費」は、2025年8月の改正まで領収書の提出義務がありませんでした。使われなくても返還義務なし。目的外使用への罰則なし。2025年8月から1万円超の支出に領収書義務化・未使用分の返還が義務付けられましたが、全ての報告公開は2026年11月末予定です。
【法律の条文より】「国政に関する調査研究、広報、国民との交流、滞在等の議員活動を行うため」として月100万円支給。長年「第二の給与」として批判を受けてきました(全国市民オンブズマン連絡会議)。
② 立法事務費:「第三の文通費」
立法事務費は会派に1人あたり月65万円(年780万円)が支給されます。使途を第三者が確認する術がなく、「まったく活動していなかったとしても立法事務費の使い道を確認する術はない」(東洋経済オンライン)と指摘されています。
③ 議員宿舎:一等地を格安提供
東京・赤坂の議員宿舎(3LDK)は月9.8万円程度で提供。周辺の市場賃料は30〜50万円以上と見られており、差額が実質的な給付になっています。
💡 改善の動き:2025年8月から調研費の領収書義務化・未使用分の返還が開始されました。2026年11月末に支出内容がネット公開される予定です。透明化への一歩ですが、立法事務費の改革はまだ途上です。
よくある質問
議員の給与は高すぎますか?
歳費(月129.4万円・年2,150万円)だけで見ると日本の平均年収(約458万円)の約4.7倍です。ただし欧米の主要国でも議員報酬は一般国民の2〜4倍程度が多く、「優秀な人材を引き付けるため」という論理もあります。問題はむしろ、使途不明な手当・経費の不透明さにあると指摘する専門家が多いです。
議員は実際に何日働いていますか?
国会の開会日数は通常国会(150日)+臨時国会で年間200日前後。ただし本会議・委員会への出席は義務ではなく、実際の出席率は議員によって大きく差があります。報道によれば本会議の出席率が50%以下の議員も存在します。出席率は参院・衆院のホームページで一部公開されています。
議員の数は多すぎますか?
日本の国会議員数は衆議院465名+参議院248名=713名。人口10万人あたりで比較すると、フランス・ドイツ・イギリスより少なく、アメリカよりは多い水準です。ただし地方議員まで含めた「議員コスト」の国際比較では、日本は高い水準にあるという分析もあります。